2021/05/31 12:00

初めまして。
ハルノウタ店主の濱名です。

今日は、自己紹介を兼ねまして、
ハルノウタをはじめた経緯と、
これからのハルノウタの想いを綴ります。



パン屋をやろうと思ったのは、東京を離れると決めた頃でした。

日本と中国をふらふら行き来していた考古学の一研究者、
いろいろな現場をふらふらしていたシステムエンジニア、
夢であったし、やり甲斐も達成感もあるけど、
ただただ慌ただしく家族とすれ違い気味の生活の日々。

愛媛に帰ったら、
できれば職場と住居を一つにして、
家族と一緒に仕事が出来たら、
愛する妻や可愛い娘と過ごせる時間も増えて一石二鳥!と。

自分がパンを焼き、妻や娘がちょこちょこ店番してなんて、
夢のような光景じゃないですか!

とはいえ、
まだまだ素人に毛が生えた程度の自分が
どうやって始まればいいのか迷ってた4年前、
「置いて販売してもいいですよ、始めちゃえば」、
と背中を押してくださったのは
松山市北条のイエムラコーヒーの皆さんでした。

イエムラコーヒーさんのカウンターの一角を借りて
販売させてもらえるようになった4年前、
娘の名前を決めた時と同じ理由を思いながら、
屋号を娘にちなんで「ハルノウタ」と決めました。



とはいえ、パン屋激戦区の松山で
知名度のない、ちっちゃいパン屋では
注文なんて来ませんから、
移動販売やイベント出店を通じて、
少しずつうちのパンを知ってもらえるよう
苦闘した最初の2年ちょっとでした。

現在店舗シェアしている珈琲屋わたるさん、
あさなみマルシェ関係者の皆さんにご協力いただき、
やっと工房にできる場所を見つけ、
また、30年来の悪友がリフォームを担当してくれると言う、
青春小説の後日談😅のような出来事を経て、

一昨年秋、念願の浅海工房を構えることが出来ました。

その後、たくさんの雑誌や地元TVに
取り上げていただいたり、

堀之内マルシェ(ほりマル)で、
毎週のように来ていただけるお客様が
少しずつ増えたりと

前進後退を繰り返しながらの
小さな一歩一歩ではありますが、
夢に近づいてきた手応えを感じてきた一年ちょっとでした。

(次の記事に続く)