2021/06/02 12:00

「はじめまして。そして、ハルノウタのこと ①」からの続きです。


ハルノウタ」を始める前から決めていたことが三つあります

1 . 世界の田舎で焼かれてるような素朴なパン、
伝統的なパンを作ろう。(全くの個人的趣味ですが😅)

派手さはなくても、
何かわからんけど美味しいって言ってもらえるパン屋になろう。

身体に優しい素材、地元の素材を使って
長く親しんでいただけるパンを作ろう。


2. 食べていただける分だけ焼くパン屋になろう。

食品ロスは、できるだけ無くそう。
そもそも食べていただける以上に、
焼かなければロスは出ないし…
大量生産じゃなくて、
小回りの効くパン屋になろう。

逆にせっかく来ていただいたのに、
売り切れてます、すみませんってことがないように、
注文販売を充実させて、手渡しできるようにしよう。




3.こちらから出向いていくパン屋になろう。

遠かったり、時間が合わなかったりして、
来られないお客様のところにも
届けられるパン屋であろう。

今も、浅海「工房」と言ってるのはこだわりがあります。
自分にとって、ここは工房であり、直売スペースです。

玄関先のスチールラックの簡易的な陳列棚に、
焼き上がったパンを並べておくだけのスペースでしかありません。

今後もお洒落な店舗スペースになることは、多分ないと思います。

友人などには「うちの店は、青空の下だ」
なんてカッコつけて言っているように、
今でも店舗は、あくまでも「外」のつもりです。




愛媛県全体でも松山市にも、
たくさんのパン屋さんがありますが、
パン屋さんがない集落も相当ありますし、
移動手段のない高齢者の方々や、
子育てで手の離せないママさんや、
仕事が忙しくて営業時間のパン屋に
わざわざ行けない方々も沢山いるでしょう。

昨今の外出自粛で
より一層出掛けられない状況も増えているかと思います。

そういうところに届けられるパン屋になりたいと思っています。

珈琲屋わたるさんに大変ご助力いただいて、
なにぶん、50目前のおっさん一人が、
ちっこい設備で
ほとんど手作業で製造販売をなんとかやってますので、
まだまだ思うようには動けておりません。

が、細やかな変化を起こすことにしました。

2021年5月で、たくさんの皆様のご助力もあり、
ハルノウタは4周年を迎えました。

イエムラコーヒーさんのカウンターの一角で、
三種類のパンを並べて始まった本当に小さな小さなパン屋が、
4年でたくさんのお客様にご来店いただけるようになりました。

ですので、当初の決め事に向けて、
もうちょっと「外」へ、
もうちょっとだけ多くのお客様のもとへ、
お届けできるように
ネットショップ「ハルノウタ」が開店しました。

青空の下ではなくて、
ネットの海の中かはたまた雲の中かわかりませんが、
ネット注文が出来る方だけに限られておりますが、
おっさん店主じゃない方がお家までお届けにあがります。

これまで同様、ご愛顧いただけましたら幸いです。